在庫ヘッド調査の続きです。先ずは3番目のヘッドから。これは2014年にヘッド単体をヤフオクで入手したものです。
到着してみたら接着してあったフィン欠けが発覚しました。
ガイドはノーマルのままですが、1ヶ所はガイドのガタが大きいのでガイド交換が必要です。シートカットはされていないもよう。
カバーを止めるネジ穴が数ヶ所傷んでいます。
修復可能か、ドリルでヘリサート用の下穴を開けてみます。
ここはなんとか修復できそうです。
次のヘッドは2014年の走行中にギヤ抜けオーバーレブでバルブを曲げ、ガイドが割れたので外したものです。
カムホルダーネジも全てヘリサート加工済み。
1番エキゾーストのキズは、入手時既にクラックを溶接修理してありました。
1ヶ所、カムプラグのネジ穴のところが欠けているのが残念です。クラックも入っているので修理は手間がかかります。
次のヘッドは履歴のわからない長期保管品です。カムホルダーもありません。
カムホルダーネジはヘリサートも無く未再生で、トルクもしっかりかかるので貴重です。
バルブシートも大きなカットは無く、燃焼室もきれいです。
ガイドはノーマルでガタも極少。
余っている他のヘッドのカムホルダーを使ってノーマルカムを組んでみます。規定のトルクを掛けると手では回せないほど。
たくさんのカムホルダーの中からいいものを選び、それでもメタルの当たりのきついところがあればペーパーで修正するなどして何とか復活させたいヘッドです。