トラススイングアームを取り付け、最後にチェーンをつないで完成です。
同時にご依頼のレギュレーター交換も実施します。こちらは信頼性のあるゼファー750純正品を使用します。
バッテリーケース下にあるレギュレーターを取り出します。
配線が同じなので新しいレギュレーターは差し替えるのみ。埃っぽい場所にあるのでカプラーには防湿グリースを充填しておきます。
レギュレーター交換完了です。
これで今回の交換作業は終了です。
チェーンは520サイズ。チェーンラインはノーマルです。
キャリパー類は既存の物を継続使用。チェーン引きとアクスルシャフトは、ステンレス製が入荷次第交換の予定です。
全体像はこんな感じ。アルミスイングアームに比べ、より当時風な仕上がりとなりました。
タイヤの逃げ部分はこんな感じ。実幅160ミリのタイヤまで対応します。
試運転に向かいます。キャブの不調もあるとのことでそれも合わせてチェックします。
アイドリングが安定しないとのこと。低いアイドリングにならず、2000rpmくらいかストールするかのどちらかという感じ。エアスクリュー調整で若干良くはなりますが根本的には改善せず。
キャブを外して点検します。
インシュレーターのクラックが無いかもチェック、問題ありません。
アイドル以外はいたって調子良く吹け上がります。目視では特に異常は無いようです。
通常なら問題無いレベルですが、4気筒のスロットル開度のバラツキを更に精密に調整します。
同調調整後、再度チェック走行しますが特に改善せず。点火時期も点検しますが問題無し。
スロージェットを変えてエアスクリューの戻し量の適正化をはかり、それに合わせてニードル径も1段太い物に交換します。
高速域もチェックしようと中央道で八王子まで往復します。足回りはいい感じです。
ガレージにもどります。次は原因がキャブなのかどうか切り分けるため、チェック用の新しいキャブに交換してみます。
セッティングは同じにして新しいキャブを装着。
エンジン始動してみますが改善せず。ウオタニユニットも交換できるようにして再度チェック走行に向かいます。
キャブ、ウオタニユニットと交換してもアイドル不調は改善せず。他に原因がありそうです。