車両は以前からの「角Z1000」です。
低中速のトルクアップと信頼性向上のため、
点火系をウオタニSP2に変更します。
今回使用するのはPAMSバージョンです。
スズキ純正コイルとダイナの組み合わせの現状の点火系に、
特に不具合はありませんが、
更なるブラッシュアップということでの変更です。
オレンジプラグキャップは洗浄して再使用します。
プラグコードは今回新品交換するので、90°コネクターは新品を使います。
SP2コイル用端子はクランプ部分の径が細いので、
φ7ミリのコードは上から2番目のように2ミリほど外径を落とします。
コイル側端子を接続するとこんな感じです。
この車両、コイルブラケットの後ろ側が切り取られているので、
追加でコイルステーを製作します。
先ずは型紙を使ってステーの形状を決めます。
ステーの形状が決まったら、ステンレス板から切り出します。
穴を開け、両端を曲げます。
フレーム径にカールします。
後ろ側は追加のステーでコイルを取り付けます。
反対側も同様に。
ピックアップコイルも変更します。現状はダイナ。
SP2のピックアップとトリガーを取り付けます。
イニシャルは、マニュアル通りに進角10°にセットします。
SP2本体はキャブの隔壁裏に、
デュアルロックファスナーを介して取り付けます。
取り付けるとこんな感じ。
振動も直接伝わらず、マウントに適した場所です。
プラグコードは現車合わせで長さを決めます。
長さが決まったら治具でターミナルをカシメます。
プラグコードのカシメが終了しました。
オレンジキャップは後ろから差し込んで組み立てます。
これでコードの完成です。
コードを車体に取り付けます。
動作確認と点火カーブのダイヤル選定のため、
チェック走行に向かいます。
全開域を見るため高速道路へ。
中低速のトルクが増して、排気量が上がったかのようです。
中回転のノッキングもありません。
キャブセッティングも少々変更、これで完成です。