トランポE-150 FFヒーター

  

スポーツ走行の際、車中で前泊することも多いので、冬でも快適に眠れるようFFヒーターを取り付けます。構成部品はこちら。使用するのは有名ブランド、ベバストの製品で、本体は使用歴の浅い中古品です。

 

こちらが本体です。パイプは上が燃焼用の吸気口、下が燃焼ガスの排気口です。燃料はガソリンで、車のタンクから取り出します。温風は熱交換器を通って車内を循環するので、排気ガスとは交わらず、一酸化炭素中毒の心配はありません。

 

本体の設置場所はセカンドシート下の左端の床面です。

 

吸排気管を通すため、フロアに穴を開けます。

 

取り付けベースにシーリングします。

 

本体を床面に取り付けます。

 

床下はこんな感じ。

 

吸気管と排気管をそれぞれ接続します。排気管途中の箱はサイレンサーです。

 

続いて燃料の取出しの為、タンクに加工します。車載のままでは難しいので、タンクを下ろして作業します。

 

容量150Lのタンクを下ろして引き出します。

 

こちらが燃料ポンプユニットです。ここを一旦外して加工します。

 

外した燃料ポンプユニットにヒーター用燃料の取出しニップルを取り付けます。

 

長さを合わせてカットし、収まりのいいように曲げます。

 

穴開けしてニップルを取り付け、燃料配管を取り付けます。

 

加工したポンプユニットをタンクに戻します。

 

配線と車両側の配管も復元し、タンクを元の位置に釣り上げます。

 

タンクを取り付けたら、フューエルポンプを設置します。

 

室内には温度コントローラーを取り付けます。

 

ヒーターからの温風は、ダクトで車両の前後に導きます。

 

温風ダクトには断熱材を巻き、途中の温度低下を防ぎます。

今回のものは2kWの製品ですが、広い室内が充分に暖まります。電源はサブバッテリーから供給されるのでバッテリー上がりの心配もありません。これで一晩中暖房することができるようになりました。燃費もかなりいいそうです。