前回のTOT予選で転倒リタイヤしたのを機に、エンジンをパワーアップすることになりました。結構ダメージのあった車体の修復はオーナーさん自ら行い、ほぼ元通りになったところで、今日からエンジンのパワーアップの為の仕上げをします。
修正は、フレーム、フォーク、ホイールと広範囲に渡ったそうです。
エンジンは主にピストンと排気量の変更です。今回使用するのはPAMSプロデュースのピスタルレーシング製ピストンを使います。
ボアはφ75ミリ、圧縮比は11:1位を狙います。
軽量であることを最優先にし、高回転まで常用できる仕様にする予定です。
裏側の形状は、10年以上前からある既存のピスタルレーシングのピストンデザインを踏襲した感じで、ポケット加工を多用し、ブリッジ構造になっています。ピストンピンが短いのも軽量化には大事なポイントです。
ワイセコピストンは今でも当時のままの出材なので、並べてみると隔世の感がありますね。
ピストンリングをセットし、組み立て準備します。
ゼッケン取付ベースにと、リムにブラケットも溶接します。