バルブシート周りに不審な加工痕があったのでヘッドは交換することにしました。ストックのへっどから、適したものを選びます。
交換用はこちらに決定。中古で入手した実動エンジンから分解したもので、自分でも走行しているので確かなものです。
加工も無いので今後長く使うにもいいでしょう。カムホルダーネジは今のところトルクはかかりますが、念のため全てヘリサート加工する予定です。
バルブを外します。シートリングの摩耗も少なめです。走行25000キロと聞いているので、それも裏付けられた感じです。
フィンの一部は潰れているので修正します。
削って整え、修正後がこちら。
これで塗装するエンジン部品の準備はほぼ整いました。
エンジンカバー類は一見キレイな物もありましたが、よく見ると問題が・・・。
ジェネレーターカバーは角の部分が潰れてクラックが入っています。
内側はなにもされていませんが、
表側は元の形状です。パテ埋めされているのでしょうか。これは新品交換することに。他のカバーも合わせてリペイントすることにします。
バッテリーケースもバッテリー液で腐食が進んでいるのでレストアが必要です。
バッテリーケースはもう生産終了ですが、ストックがあったのでこちらを使います。
表のコネクターカバーは新品が出るので新品交換します。
こちらの中間ブラケットは、生産終了なのでリペイントして再生します。
スプロケットカバーも合わせてリペイントすることに。
内側に堆積した汚れを落とします。
クラックなども無く良好なようです。
シャフト穴の口元は、キズがあったので修正します。
エンジン周りの塗装部品の準備はこれでOK。フレームも点検すると、ブラケットの曲がりを発見。
ディーラーオプションのエンジンガードなどを取り付けるのに使われているブラケットですが、大きく上側に曲がっています。過去の転倒でエンジンガードに引っ張られたのでしょうか。
通常はこんな形状です。
叩いて修正してみます。
大まかには戻りました。通常は使わないブラケットなのでこれでOKとなりました。