お持ち込みのS1キャリパーを取り付けます。
取り付けるキャリパーはこちら。S1キャリパーのフルコピー品で新品未使用です。弊社取り扱いのS1キャリパーと製造元は同じと思われます。
現状のキャリパーはロッキード2ポッド。フロントフォークアウターはポリスで、J1のインナーチューブで組んでいます。フォークはカヤバの38ミリに変更予定。サポートの取り付けはこのポリスと同じです。
車種によりキャリパーサポートブラケットの位置が違うので、サポートの形は車種ごとに異なります。今回のポリスフォークは初めての製作になり、左下のような形状になります。
S1キャリパーサポートはアルミ板を曲げ加工して製作してあります。オフセット量などは現車に合わせて決定していきます。
先ずは試作品を作ります。素材のアルミ板をプレスで曲げながら、オフセット量を狙った値に調整します。
曲げ加工が済んだ状態がこちら。各々少しオフセット量を変えてあります。
型紙に合わせて形と穴位置を写し取ります。
バンドソーで切り抜きます。
穴開けし、端面を仕上げます。
スペーサーを溶接し、板厚を稼いで雌ネジを形成します。
車両に仮付けし、各部の寸法を検討します。
キャリパーを取り付け、パッドを装着します。パッドは入手が容易なデイトナゴールデンを使用。元々のトキコのパッドとは摩材の大きさが違うので注意が必要です。
ローター径に対するパッドの位置を精査し、本番用の製作に反映します。