交換し加工したメインハーネスの動作チェックが済んだので車両に艤装していきます。ヘッドライトケース内はカプラーなどの配置を適正にして、潰さないように注意して組み込みます。
車両全体のハーネス艤装が完了しました。
ハンドル周りはこんな感じ。
エンジン上はこんな感じ。
ネック周りのスリム化したメインハーネスの取り回しはこんな感じ。
同じく反対側はこんな感じ。
バッテリー周辺はこんな感じ。ヘッドライトリレーとミニブレードタイプのヒューズBOXも見えます。
テール周りはこんな感じ。
エアクリBOXを外したのでブリーザーホースが必要です。J系の接続部には段付きが無い種類が多く、こちらの車両もその一つ。
抜け止めの段付きを加工します。
加工後はこんな感じ。
ブリーザーホースを取り付けます。使用しているのは90°に曲がった専用ホースです。
続いて、下側が短すぎた既存のブレーキホースを交換します。
車体にフィットさせるには、現車合わせでワンオフ製作がお勧めです。
フロントマスターのバンジョーボルト部にある突起は削除し、バンジョーの向きを任意にできるようにします。
片側にバンジョーをセットしたホースを仮付けし、現車合わせで長さを決めてカットします。
ホースを取外し、被覆用のビニールチューブを通してから組み上げます。両方バンジョーなので、片側は組付け後に回転できるアジャスタブルタイプを使います。
ホースを取り付けたら、アジャスト部分を回してホースのねじれを修正し、フォークのストロークで狙った方向にたわむように調整します。
フルードを通し、ブリーザー側からバキュームポンプで吸引します。
フルードがキャリパーまで達したらエア抜きします。
ブレーキホースの完成です。
フォークのエア圧も下がっているので、規定値中央の0.5kg/cm2に調整します。
全て組み上がったので試運転に向かいます。
各部の動作をチェック、キャブもエアスクリューを調整。明日行うキャブセッティングのプリチェックを行います。
試運転を終えガレージに戻ります。
試運転の際、チェーンから伝わる定期的な振動があったのでチェックします。
古いチェーンのようで、所々渋くなってリンクが固くなっています。クリップジョイントも信頼性が低いので、チェーンは更新することに。