KERKERマフラーのバッフルをストリート用からレーシングミディアムに変更します。使用するバッフルはPMC製です。
ストリート用バッフルはこのように長い物もあり、全て内部で繋がっています。
変形しないよう木を当てがって、サイレンサー本体を下に打ち付けて抜きます。古い物は相当固くなっているので慎重に作業します。
バッフルが抜けました。バッフルもサイレンサーに合わせてくの字に曲がっています。
新しいミディアムバッフルを挿入します。かなりきついので取付穴位置を合わせながら慎重に圧入します。
サイレンサーを取り付けます。
続いて、キャブホルダーを取り付けます。4番のボルト穴は折れたボルトが奥に残っているのでネジ穴が浅くなっています。これを取るにはヘッドを外して作業することになるので、今回は見送り。
最大限ボルトが長くなるよう、深さに合わせてボルト長さを削って調整します。
一応、規定トルクはかかりました。今後も注意するようマークしておきます。機会が合ったら修理したいですね。
タンクのダンパーも劣化していたので交換します。
キャブはCR33に変更します。
ケーブル受けの穴は、整備性を上げるためにネジ山を削除しておきます。
キャブを仮付けします。
タンクを乗せ、コックの位置を検討します。ワークス車同様にコックは左右ダブルで装備することとなりました。使用するコックは実車と同様Z650の純正品です。取り付け位置はCRキャブと干渉しないよう、かなり後ろ寄りになってしまいます。
右側はこんな感じ。
タンクの裏側は後ろに行くにしたがってコックの取り付け平面が狭くなるので、成立させるためにはかなりの細工が必要になります。コックが両側にあると、タック脱着の際にフレームと干渉して脱着が困難になるので、このコックの位置決めはなかなか難しいですね。
実車の資料を見ながら、この雰囲気になるよう近づけていきます。