念のため点検したカムチェーン周りには特に異常はありませんでした。
ほぼ全数、少し狭くなっていたバルブクリアランスは調整します。
ヘッドカバーはヨーロッパ仕様へ変更。エンジンマウントインシュレーターを交換するのでマフラーを外します。
エンジンマウントを外し、エンジンを5センチほどジャッキで持ち上げ、古いインシュレーターを外します。
今回交換する部品はこちら。リヤのボルトはやはり曲がっていました。インシュレーターはゴムが硬化して少しやせています。
交換用の部品はこちら。ボルトナットも全て交換します。
新しいインシュレーターを圧入します。
エンジンをマウントし、規定トルクで締め付けます。続いてスイングアームを外し、ピボットを点検します。
スリーブはサビも無くきれいです。比較的最近交換されたもののようです。
左右のニードルベアリングも新しいようですが、グリスが全くありません。オイルシールも裏表逆に付いています。
オイルシールを交換し、グリスアップします。
オイルシールは平面側が外側です。スリーブを入れて修復完了です。
スイングアームを取り付けます。
リヤ周りを復元します。新設するリヤのウインカーステーは、フレームを一部カットして共締めします。
プラグキャップはワークス車同様オレンジの物に。イエローコード付きなのでコードごと交換します。
現車に合わせて長さを決め、ノーマルコイルにコードを接続します。
イグニッションコイルとコードを取り付けます。
ウインカーは当時からあるデザインのBMWタイプを取り付けます。