既存のスイングアームに新しいトルクロッド受けを取り付けます。
元のトルクロッド受けは上下とも削除します。
マークした位置に、製作した新しいトルクロッド受けを溶接します。
刷毛塗りで仕上げます。
スイングアームを取り付け、規定トルクで締め付けると動きが渋くなりました。
中心部分が座屈して、スラスト受け部分が接触していたようです。両端のツバ付きワッシャーは十分に厚みがあるので、スラスト受け部分のみ旋盤で削って逃げを作ります。
逃げ加工後はこちら。
スイングアームを取り付け、スムーズな動きを確認します。その後、リヤホイールを持ち上げ、スイングアームを水平にし、チェーンの張りを確認します。
3軸が最も離れるこの位置でチェーンの遊びをほぼゼロにします。
リヤショックを接続し、ジャッキアップした状態でたるみ量を確認します。
この車両の場合、最も張ってこの状態と覚えておいてください。
Mk2エンジンですが、アウトプットシャフトはZ1用が組み込まれています。スプラインが短くてスプロケの掛かりが浅いので、今後もより一層慎重な取り扱いが必要です。
ネジ部の長さはナットの高さと同じしかないので、ネジロック剤を併用して締め付けます。
純正より強めのトルク13kg・mで締め付けます。
φ250ミリと小径になったリヤブレーキ周りはこんな感じ。
スプロケカバーはワークス車風にカットします。
切断面は念入りに研磨します。全体も軽くバフ掛けしておきます。
チェンジペダルとともに仮組します。
ブレーキペダルはこんな感じです。
リヤマスターはノーマルと同じこの辺りにブラケットを溶接して取り付けます。