フェンダーの取り付け部分が狭く加工してあったので不審に思いましたが、フォークがZ1000A用であるためでした。
スポークホイール車用はフェンダー取付ボスが長いのです。Mk2用はフェンダーが広い分ここが短いので修正します。タイヤとの干渉も楽になります。
4ヶ所のボスの先端を4ミリほど短く削ります。
直角で平面になるよう、当て板を使って研磨します。
新品のMk2フェンダーを仮付けして確認します。
もともとフェンダーとフォークの間にブレーキホースが通してありましたが、本来はこのようにほとんど隙間がありません。
110タイヤとの干渉をチェックします。余裕をもって115ミリのゲージでみると、ギリギリですね。
元のフェンダーにはタイヤとの干渉防止のため、タイヤのエッジと同じ位置に穴開けします。
両側共穴開けし、バリ取りします。
仮付けして確認します。内側から見るとこんな感じ。
外から見るとこんな感じ。
タイヤは摩耗してきたので新品交換します。
リヤを150/70にしたいので、前後合わせてα14に変更します。
組換え後、バランス取りします。
スピードメーターはアウトプットシャフト駆動に変更するので、フロントアクスルからは外してカラーに置き換えます。
取り付けるとこんな感じ。
ヘッドライトステーは曲がりを修正し、サビが酷いので塗装しておきます。
ネジ類も新調し、取り付けます。
フロントキャリパーは、ブリーザーの位置が適切でないので一旦外します。
ストレートネジ部に巻かれているシールテープは不要なので取り除きます。
雌ネジ内部に残ったシールテープのカスも取り除きます。
フロントマスターはAP製に仕様変更します。
付属していたダブルのバンジョーボルトですが、アールズバンジョーには短いので長い物を手配します。
ホースは現車合わせで製作します。先ず、片側のフィッティングを取り付けたホースをセットします。
ホースのルートを決め、キャリパーまでの長さを決めてカットします。
ホースを外して残りを組み立てます。ビニールホースを通して当時風の仕上げとします。
ブレーキホースが完成しました。フィッティング類は半永久的に使えるステンレス製に変更します。
製作したホースを取り付けます。
リヤタイヤも合わせて交換しておきます。リヤブレーキも小径のものに交換します。
リヤホイールを外します。
ハブダンパーやベアリングは正常です。
リヤローターはサンスタートラッドのφ250ミリを使います。
タイヤを交換します。
サイズは当時のスリックタイヤに近い見た目のファットな150/70-18です。
小径のリヤローターを取り付けます。
リヤホイールを仮組します。
小径リヤローターで、レーシーになりました。トルクロッドは短いものに変更します。
エンジンスライダーは外すことになりました。
ボルトは長い貫通ボルトなので変更します。
ボルトはZ1000Rの純正エンジンマウントボルトを使います。長さはMk2より10ミリ長いだけです。
純正なので、強度と防錆面も安心です。
当時の雰囲気を再現するための、強いこだわりが感じられますね。見た目だけではなく実用面でも、こだわっているのが素晴らしいです。参考になります。
コメントありがとうございます。自分が乗っても楽しめるようにと、いつも心がけています。