今回はマフラー交換やワークスバックステップVer.2装着などのカスタムです。充電系統にも不具合があり、不動で車検切れだったので引き上げてきました。
先ずはエンジンの気になる部分のチェックから。冷間始動時に1番のエキパイあたりから白煙が出るそうなので点検します。
ヘッドカバーやカムプラグなどからはオイル漏れしていません。しかし、1番排気ポート周辺は少しオイルが付いていますね。
エキゾーストフランジは少し緩かったので、オイル下がりのオイルが出てきているのかもしれません。
バルブステムを見ると少し湿っています。オイル下がりの症状が始まっているようです。他の気筒は問題無く、まだオイル消費もほとんどないことから、もうしばらく様子を見ることに。
マフラーの方も見てみましょう。
1番フランジ周辺はオイルが付いています。
パイプ内部には伝っていないようです。
続いてリヤショックのセッティングについてごの要望が。現状はほとんど沈まなくて固いそうです。プリロードの掛け過ぎが原因では。
アッパースプリングシートの上部は、中古で入手時からネジにキズがあるそうです。なのでプリロードを抜きたくても抜けない状態です。
ショックを外して点検します。
本体上部にある刻印から仕様が解ります。これをもとにナイトロンに問い合わせます。
問い合わせの結果、自由長220ミリでレートが1.9~2.7kg/mmのハードスプリングが標準だとのこと。分解して確認します。
外したアッパーシートをみると、内側に樹脂状のものがこびり付いています。フリクション用の樹脂がイモネジの締め過ぎで潰されたのでしょうか。
掃除するときれいに取れました。ネジのキズはイモネジの締め過ぎで、そのまま回転させたものと思われます。このシートはカラー変更のため交換します。
スプリングは品番が無く自由長も230ミリの社外品のようです。
スプリングは同じレートで自由長200ミリのショートタイプの設定があるので、それに変更してプリロードを調整できるようにする予定。デモ車Z1Rがその仕様になっています。