カワサキのメガスポーツも何台か乗り継いできましたが、昨年14Rを乗ってからは、最後はやはり12Rだと思うようになりました。
こちらは2008年に初めて入手した12Rです。当時で車両価格は45万円ほどで、ほぼノーマルで楽しんでいました。
その後10Rを経て再び入手した12Rがこちら。2010年に30万円ほどで入手。
その直後、ライムグリーンの車両を見つけて直ぐに買い替え。こちらも30万円ほどでした。
3代目のこちらは、足回りからエンジンに至るまで、いろいろ試してみたものです。
エンジンも10万円ほどで買えるので、 複数入手していろいろ試しました。
中にはドク須田フルチューンというエンジンもありました。
その後、去年の14Rを経て、今回4代目の12Rを入手。今回の車両は過去最安の25万円です。ハイパワーの感覚を衰えさせないためにも、ランニングコストの安い12Rでも遊びます。 フロントフォークのインナーチューブが錆びているので、いっそのこと14Rの足周りを入れることに。いろいろ調べてだいたい手順はわかりました。
先ず、フォークアウターの径が、12Rより14Rの方が2ミリ細いので、1ミリのアルミ板でスペーサーを作ります。
短冊状に切り出したアルミ板をローラーで丸めます。
上下ステム用4個のスペーサーができました。
テスト用の12Rのステムにセットします。
これで内径はφ54ミリになります。
14Rのフォークを仮組して確認します。ホイールやキャリパーもまるごと14R純正を流用します。
フロントの見当が付いたところで、先ずはリヤ周りから。こちらはほぼポン付けとの前情報でした。
スプロケットキャリアも互換性があり、組み合わせ自由です。
タイヤはα14をチョイス。リヤはノーマルよりファットな190/55サイズに。
タイヤを組んでバランス取りします。
リヤキャリパーも14R純正をそのまま使用。リヤローター径が異なるので必須です。
リヤホイールとブレーキは、ほぼボルトオンで装着可能。スプロケキャリアは取り付けが6穴の12R用としました。スプロケは1000Jと共通です。
唯一違うのは、ローターとキャリパーのセンターが合わないことで、スペーサーを作ってローターを外側にオフセットさせて対応します。
スペーサーを入れるとこんな感じです。
これでほぼセンターが合いました。
ブレーキホースもノーマルが使えます。
フロントホイールは、ローターの取り付けが大きく異なります。左の14R用には、サンスターのプレミアムディスクを組み合わせました。ローター径は14Rがφ310ミリですが、12Rと同じφ320ミリのオーバーサイズ仕様としました。
上下ステムは12Rのままで、先ほど製作したスペーサーをセットして14Rの純正フォークを組みます。
アッパーステムはバーハン仕様です。
片側のフォークを交換します。
もう片側も交換します。
フォーククランプ部を見るとこんな感じです。
これで前後足回りがほぼ完成です。
フロントフェンダーも取り付けが異なるので、14R化した方が良さそうです。
今回の12Rは、筑波も走らせて練習のひとつとするつもり。そのためのブレーキ強化は必須項目。重量も1000Jと同じくらいあり、アップハン仕様なので1000Jと乗り換えてもあまり違和感がありません。
違うのは1.5倍くらいのパワーでしょうか。ハイパワー車に慣れておくと、1000Jのチューニングエンジンのパワーがマイルドに感じ、扱いやすく感じるものです。