バッテリーが直ぐに上がってしまうということで、修理のために車両を引き上げてきました。
現状、ニュートラルランプも弱いほど電圧が落ちている模様。スターターも回りません。
でも、外したバッテリーの電圧を測定すると、見かけは12.8Vと立派な値ですが、これでスターターを回せないとなると、バッテリーの出力が極端に落ちているということでしょう。このバッテリーは約2年前に交換したノーブランド品なので、寿命という判断で新品交換します。
バッテリーを新品交換すると、問題無く始動できるようになりました。
続いて、充電系統も点検します。ジェネレーターからのハーネスは、カプラーを抜いて焼けたりしていないか点検します。特に問題ありません。
もう一方も大丈夫です。
エンジンを始動し3000rpm位で保持します。その時のジェネレーター出力を3相それぞれ計測すると、約45VACで揃っており、発電は問題有りません。マルチメーターの電圧計で見ると、上限も14V位で安定しているので、レギュレーターも問題無いようです。今回の不具合は、バッテリー単体の劣化とわかりました。
追加でUSBコンセントを取り付けます。
スマホを繋いでチェックします。
ドライブチェーンも少し弛みが大きいので張りを調整します。
マルチメーターは付属のマジックテープが弱くなってきたので、グラグラするとのこと。
マジックテープをデュアルロックファスナーに変更して取り付けます。
これぐらいの面積でもパチッとしっかり付きます。
試運転してもう一度発電系をチェックします。
この猛暑の中、スロットル全開域のセッティングがズレているようなので、メインジェットを少し変更しておきます。
もう一度試運転します。スロットル全開域もOKになりました。