エンジンの慣らし運転は300キロ終了しましたが、エキスパンダーリングを加工して取り付けたオイルリングの調子が悪いようで、オイル消費が多くなってしまいました。そこで点検がてらオイルリングを交換します。手持ちのピストンリングの中から、適合しそうなものを選びます。
純正品は寸法が違うので合いません。
元のワイセコ用オイルリングが適合するので、中古のこちらを使います。
早速エンジン分解です。マフラーを外します。
マフラーの集合部、A/Fセンサーボスの当たりからクラックが入っています。これも要修理。
慣らしが終わったエンジンオイルを抜きます。
エンジン腰上を分解していきます。
ピストン、シリンダーともきれいですね。オイル消費が多かったので、ピストントップはオイリーですね。
燃焼室も問題無し。
300キロ慣らし後のシリンダー内はこんな感じです。
クロスハッチが薄くなり、当たりが付いています。
オイルリングを外します。
トップとセカンドのオイルリングもきれいに当たりが付いています。
取り外したオイルリングがこちら。
右が以前のφ73ミリワイセコのオイルリングで、こちらを組み込みます。
取り付けるとこんな感じ。中古なので張りが弱く、組み込み易そうです。
ガスケットを交換して組み立て準備します。
シリンダーを挿入します。
ヘッドガスケットはGPZ1100純正品。まだきれいなので再使用します。
再使用のヘッドガスケットをセットします。
ヘッドとカムを組み込みます。
プラグネジの修理アダプターが取れてしまったので、ネジロックを付けて再び取り付けます。
あとはマフラーのクラックを修理すれば完成です。