スイングアームピボットのベアリングが入荷したので組付けます。
こちらはPAMS製で、部品構成はこんな感じです。
片側に2列ずつベアリングを圧入します。
フレームの方はサス受けをレイダウン加工するので、シートなどを外していきます。
現状はレイダウンキットが付いています。
今回のレイダウンの角度はモリワキの寸法で行います。
モリワキの場合、リヤサス受けの位置はスイングアームピボットから365ミリです。
ステップドリルなどで穴開けします。
穴開け後はこんな感じ。
レイダウン用のボスを製作します。
向きを合わせて溶接します。
反対側も同様に。これでリヤショックの左右間隔はノーマルより片側10ミリずつ外側になります。
左のタンデムステップの下は切りっぱなしなので、ブラインドプラグを作って取り付けます。
プラグを差し込んで溶接します。
右側はマフラー吊り下げ用のボスを溶接します。
刷毛で塗装し、フレーム側の加工は完了です。
続いて、スイングアーム側のサス受けアームを10ミリ拡大するので、パーツを切り出します。
ベンダーで曲げます。
ノーマルのサス受けアームはカットします。
30ミリのスペーサーを挟み、ロングアームのサス受けをセットします。
サス受けを溶接し、下側には補強を追加します。
反対側も同様に加工します。
高耐久スプレーで簡単に塗装します。
スプロケカバー用のダウエルピンが入っていなかったので正しくセットします。
スイングアームの塗装が乾いたら、ベアリングをグリスアップしてエンドキャップを取り付けます。これでスイングアームは完成です。
スイングアームを車体に取り付けます。
リヤ周りを復元し、フロントスプロケナットを強めに締め付けます。
クラッチレリーズレバーのスプリングが無かったので用意します。
スプリングを正規の状態に組み込みます。
ここで、スプロケカバーのボルト穴が小さいことがわかりました。ダウエルピンが入っていなかったのはこのせいでしょうか。
ドリルで揉んで拡大します。
ピンが入ることを確認します。
スプロケカバーを取り付けます。レリーズの遊びが無かったので、正規の値に調整します。
これでリヤ足回りの完成です。
最後にマフラーのカチ上げ加工を行いますが、フレームをカットした関係でレイアウトが少し楽になりましたね。
ジョイント部分でひねってこのぐらいになります。一旦サイレンサー手前の曲がり部分を切断し、もう少し上げることにします。