スイングアームピボットがガタつくので分解点検します。
スイングアームを外します。
表面は汚れていますが、目立つ損傷は無いようです。
ピボットの左側はかなり腐食が進んでいます。
スリーブを外します。
グリスはほとんど無く、表面は大きくえぐれています。
洗浄してみるとよくわかります。
潤滑不良で状態で走行させたので、ベアリングの転動面がサビて摩耗したようです。
右側も摩耗が始まっています。
ニードルベアリングは汚れで埋まって固着しています。
ベアリングは交換するので抜き取ります。
ベアリングが外れました。
サイドスタンドで傾く左側(画像では右側)は、雨水の進入も多いので錆びやすいものです。
ベアリングを抜いたスイングアーム側は、幸いきれいな状態を保っています。これなら十分再生可能です。
スイングアーム本体は、特に右側の腐食が進んでいます。バッテリーケースのブリーザー付近もかなり腐食しているので、過去のバッテリー液によるものです。
サビやキズを全体的に軽く落とします。
この後簡単に塗装しておきます。
スプロケットカバーも外して点検します。
クラッチケーブルのリターンスプリングが欠品していますね。
ミッションカバーのボルトも1本欠品しています。
スプロケのナットもトルクが非常に弱い状態でした。
マフラーをカチ上げるので、ノーマルのマフラーステーはタンデム部分を残して切り取ります。
切断面を滑らかに仕上げ、研磨します。