お持ち込みのプラグコードとキャップのセットは、現車合わせで長さを決めてカットします。
SP2コイルターミナルのサイズに合わせるため、先端部分を削ってφ6ミリほどに細くします。
細くしないとターミナルがカシメられないので必須の作業です。このコードだと強度がだいぶ落ちるので、コードを持ってターミナルを抜くのはNGです。
ターミナルをカシメます。
ブーツを組み付けるため、コードにシリコングリスを塗ります。
ブーツの内側にもシリコングリスを塗ります。
コードをブーツに挿入します。
プラグコードをコイルへ差し込む際は、ターミナルをラジオペンチでつまんでやると確実です。
ターミナルは奥までしっかり差し込みます。
最後にブーツをスライドさせて差し込みます。ここの差し込みは浅い車両を散見しますが、ターミナルとコイルの接続が浅いと内部でスパークすることもあるので要注意。
プラグコードが付きました。
メインハーネスのカプラーを一部修正します。メイン側はロックが無いカプラーなので抜け易い状態です。
メイン側もロック付きのカプラーに変更します。こちらの端子は同じ110型ですが、高さが違う別の仕様の端子を使うので、切断して付け替えます。
既存の110型端子を切断します。
カプラーに適合した110端子に付け替えて、カプラーがロック付きに変更できました。
ヘッドライトケース内のロック無しカプラーも同様に処理します。
一旦端子を切断し、適合する110型端子をカシメてカプラーをロック付きに変更します。
ヘッドライトケース内の改修も終わりました。
3本に分けてスリム化したメインハーネスはこんな感じです。
タンクとフレームの間に無理なく通ります。
メインハーネス交換作業が全て済んだので試運転します。
点火系がSP2に変わり、中回転のトルクもアップした感じです。
今回のメニューはこれで完成です。