ワークスタイプのクラッチレリーズプレートを取り付けます。
先ずは、ガイドパイプを溶接するのでミッションカバーを外します。
治具をセットし、ガイドパイプの位置決めをします。
点付けしたら治具を外し、歪防止でダミーエンジンに取り付けてから本溶接します。
ガイドパイプの剛性を確保するため、ミッションカバーのチェーンガイドとも一体になるよう溶接します。
溶接が済んだらダミーエンジンから外し、オイルシールを取り付けます。
ガイドパイプの部分はノーマル位置にオイルシールが入るので、
ガイドパイプの中にはオイルは入ってこない構造です。
エンジンにミッションカバーを取り付けます。
ミッションカバーを付けたら、チェンジリンクをセットします。
チェンジする際の前後方向の力は、このガイドパイプが受け持つ構造です。
クラッチのプッシュロッドは、摩耗が激しいので純正の後期品に交換します。
使用するクラッチレリーズレバーはこちら。
PMC製のイージークラッチキットです。
Z系用なのでJ系より細いプッシュロッドは使用しません。
レリーズレバーとケーブルをプレートにセットします。
高さのあるPMC製レリーズキットとの組み合わせだと、純正プッシュロッドを少し切り詰めることになります。
約20ミリ切り詰めます。
切断したら、先端を元の形に成型します。
レリーズプレートの下側マウントは、ワーク車はサイドスタンドブラケットが無いのでストレートに止められますが、
ノーマル車ベースの場合はこのようなオフセットステーを製作して取り付けます。
オフセットステーを取り付けるとこんな感じです。
レリーズを取り付けたらプッシュロッドの遊びを調整します。
ワークスタイプのクラッチレリーズが完成です。