ヘッド修理のため、エンジン腰上を分解します。先ずはマフラーを外します。
続いてヘッドを外します。
ヘッドガスケットなどは純正が使われているようです。燃焼室のカーボン堆積はそれほど多くはありません。
1番シリンダーは濡れているので、オイル下がりが多いかもしれません。
ボアはφ70.5ミリ、0.5ミリオーバーサイズのようです。
アイドラー類を外します。アイドラーはリジットのレーシングタイプで、テンショナーローラーは純正のようです。ゴムローラーの摩耗が進んでいます。
シリンダーを外します。
ピストンはKL250の鋳出し文字があるので純正ですね。
シリンダースタッド根元の砂利は、クランクケース内に落とさないよう掃除機で吸い取りながら除去します。
ケースデッキ面はキズも無く、前回きれいに仕上げて組まれているようです。
ピストンリングの摩耗もそれほど進んではいません。セカンドリングの当たりはまだ半分ほどです。十分継続使用できますね。
シリンダーも点検します。
シリンダー内壁はスムーズで、こちらもまだまだ使えます。