タイヤ交換の続きです。
リヤホイールを外します。
ハブダンパーやベアリングは問題ありません。
タイヤを外します。
リムとエアバルブを点検します。
問題無いので、タイヤカスを清掃して組み付け準備します。
ニュータイヤを組んだらバランス取りします。
前後タイヤ交換終了です。
続いてエンジンのオイル漏れ修理のため、腰上を分解します。
キャブとヘッドカバーを外します。
レンチでクランキングしてみると、カムチェーンテンショナーが戻りやすくなっていることがわかります。
分解前にバルブクリアランスを計測します。
カムホルダーのトルクも確認します。
テンショナーを外して手で押し込んでみると、軽く戻ってしまうので交換します。
ヘッドを外します。
燃焼室は特に問題無いようです。
今回のオイル漏れはこんな感じ。カムチェーントンネルのOリング周りからの漏れのようです。
シリンダーを外したら、スタッド根元の砂利を掃除機で吸い取ります。
クランクケース側のガスケットを剥がして面を整えます。ピストンとリングは継続使用です。
シリンダーも特に問題無いので、ガスケットを剥がして面出しします。
ヘッドも同様に。
今回交換する消耗品はこんな感じです。
ヘッドガスケットは最近のワイセコ製一体型メタルタイプを使用します。Oリングを使用しないので、オイル漏れに強いですね。
品番はこちら。こちらはボアφ73ミリ厚さ約1.0ミリです。
ベースガスケットとカムチェーンガイドをセットします。
シリンダーを挿入します。
デッキ面のOリングは全て使用しません。
メタルヘッドガスケットをセットします。
ヘッドを組み付けます。
交換用のカムチェーンテンショナーはS1タイプを使用します。バラ部品なので組み立てて使用します。
S1テンショナーを取り付けます。これでカムチェーンのバックラッシュは無くなりました。
ヘッドカバーを付けて始動チェックします。
あとはリヤ周りを修理するだけなので、なんとかレースには間に合いそうです。
修正したマフラーはこんな感じです。
ゼッケンプレートの素材は明後日入荷予定です。