4月12日、筑波サーキットのスポーツ走行にやってきました。
TOTに向けて、GREEN RACINGの3台揃っての練習走行です。
ピットは当時の風景そのもの。
今回 TOT MONSTER 初参加のMk2を改めてご紹介します。カスタムのモチーフはカワサキワークスのローソン車です。
フロントローターはワンオフのφ296ミリワークスタイプ。アウターローターの材質はプラスミュー製の特殊鋳鉄です。ホイールベアリングはインナーローターにマウントし、スパンを最大限に広げてフロント周りの剛性アップを狙っています。これもワークス車と同じ。
アンダーステムはクランプを2段重ねにしたワークススペシャル。上下は溶接しています。
裏から見るとこんな感じ。
オイルクーラーは9インチ13段を垂直マウント。
ガセットの無いワークス車と同じ取り付け位置と角度です。ガセットをカットしていますが、フロント周りの剛性不足は全く感じられません。
バックステップはローソン車より後退させた位置に設定。スポーツ走行により適したポジションです。
サイレンサーのステーは、タンデムステップのステーを一部残して合わせたもの。これもワークス車と同じです。
リヤローターはS1サイズのφ234ミリ、アウターの材質はプラスミュー製の特殊鋳鉄です。だいぶクラックが入ってきたので、今回でステンレス製に交換する予定。
スイングアームはノーマルにトラス補強を追加したもので、これもワークス車と同じ。
スプロケカバーのカットラインもワークス車と同じ。スピードメーターギヤBOXがあるのは、公道も走る街乗り車の証。
1本目の走行が始まりました。今回は今までになくいい感じで走行していますね。
タイムも少し詰めてきたもよう。
1本目の私は車載カメラで後ろから2台のフォームを撮影し、あとでビデオレッスンに使います。
フロントタイヤはα13SPです。路面のタイヤカスを拾うことが多く、トレッドセンターは凸凹です。
これでもハードブレーキなど特に問題有りません。
リヤはサイズが無いのでα14Zです。
こちらはきれいに摩耗します。
2本目は単独で自分の練習に専念します。
レースも近いので、転ばないようにほどほどに。
走行から帰るとアクシデントが。本日2回目の走行で、最終コーナーをコースアウトしグラベルで転倒したとのこと。土まみれになっています。
メーター周りとハンドルが破損しましたが、あとは大きなダメージはないもよう。
ファンネル内にもドロが入っています。
後日点検したところ、エンジンは無事とのことでした。
フォークも少しねじれていますが、レースまでには修復するとのことで一安心。
本日の動画はこちら。