フロント周りはキャリパーサポートとブレーキホースのデザインを当時風なものに変更することになりました。
キャリパーサポートは現車合わせで設計します。先ず、ローター外周にキャリパーのクリアランスを取るためのワイヤーを貼り付けます。
今回はワークス1000Jをモチーフに2つ穴仕様でデザインします。
8ミリのジュラルミン板から型紙に沿って切り出します。
穴開けとネジ切りをして完成です。合わせてキックカバーも製作。
キャリパーサポートを仮付けします。
キャリパーを仮付けします。
キックカバーを取り付けます。
ブレーキホースを製作します。ホースはマスターから分かれる2本引き仕様にします。
予定のルートを通し、キャリパーのところで長さを決定して切断します。
ビニールチューブを通してフィッティングを組み立てます。
ホースを取り付けます。
ホースをキャリパーに取り付けたら、キャリパーを一旦外してエア抜きします。先ずはバキューム。
続いてレバーをダブりながらエア抜きします。
ホイールを点検すると、リムに大きな曲がりが見つかりました。転倒歴があるのでその際に曲がったようです。
その動画はこちら。リムのめくれ以外にも全体的な歪みなどもあります。
検討の結果、ホイールは新品交換することに。ちょうどマービックモーリスのフロントだけ在庫があったのでこちらを使います。
タイヤも新品のα14Zを装着。ローターなどは移植します。
ローターとフロントアクスルを外します。
アクスルシャフトにも曲がりを発見。振れで約0.4ミリあります。
完全に弓形に曲がっています。こちらも交換。
シャフトも手持ちの程度のいいものがあったのでこちらを使います。
ローターボルトは6角穴が潰れかけていたので、標準サイズの8ミリ6角穴のボルトに変更します。
新しいホイールにローターとアクスルシャフトを組み付けます。
フロントフェンダーはボルトが1本付いていません。よく見るとネジ山がかなり無くなっっているので付かないようです。
他のボルト穴も傷んでいたので、4ヶ所ともヘリサート加工することに。
下穴を開けます。
ヘリサートタップでネジ切りします。
4ヶ所ともヘリサートを挿入し、ボルトは頭を低く加工したスペシャルを使います。
フェンダーを取り付けます。低いボルトでワイドタイヤもスムーズに脱着できます。
フロントホイールとブレーキ周りが完成しました。