エンジンの腰上を組み立てます。使用するピストンはこちらのワイセコφ71ミリです。

ピストンを組み込みます。

バルブは継続使用するので、ボール盤にくわえてカーボンを落とします。

バルブ清掃後はこちら。


バルブフェースとバルブシートを清掃するため、バルブコンパウンドを付けて擦り合わせします。

擦り合わせ後はこちら。

カムはこちらのWEB製を使います。

カムをヘッドに載せ、カム山とヘッドの干渉箇所を確認します。

僅かに干渉する箇所があるので逃げ加工します。

ヘッドカバーの裏側も僅かに干渉するので削ります。


シリンダーを挿入します。


ワイセコピストンキットに同梱のヘッドガスケットはこちら。左右がつながった1枚物です。カムチェーントンネルのOリングも使用しません。ここのオイル漏れ対策としても有効です。

ヘッドを組み付けます。

タコポートプラグのOリングはヘタっているので交換します。サービス部品の供給は無いので、汎用品のOリングを使います。

挿入は少しきついので、グリスを塗って潤滑します。


カムを組み込みます。

バルブクリアランスを調整します。

バルブタイミングを調整するので、先ずはピストンの上死点を正確に割り出します。

続いてバルブクリアランスを測定し、メーカー推奨値に調整します。

裏側の逃げ加工をしたヘッドカバーを取り付けます。

エンジンはほぼ完成しました。
