先日の筑波走行でクラックの入ったリヤローターを交換します。
そのクラックはこんな感じです。
リヤホイールを外します。
ローターを外しますが、皿キャップボルトが1本固着して緩まないのでドリルで揉んで外します。
残ったボルトは裏側からネジザウルスでつまんで回します。
ホイールベアリングを点検すると、右側のベアリングに異常があります。
べリングのアルターレースが、ホイールの中で滑って回ってしまいます。長年の使用で緩みが出て、ガタから摩耗が進行したようです。
その動画がこちら。このままでは使えないのでホイールは修理に回します。
外したクラックの入ったローターはこちら。ボルトの締め付けが外れると、解放されてクラックが更に広がっています。
ニューモデルのレーシングカーのテストなどではよく見る現象。R32 GT-RのN1レース車開発の仕事の際、サーキットでプロのレーシングドライバーがテストしたローターは、本当に良く割れて困ったものでした。
代わりのローターは以前から実績のあるステンレス製を継続使用します。こちらのプラスミュー製ステンレス材のローターは、リジットでもスリット入りでも、クラックが入ることがいままで有りませんでした。
皿ボルトは消耗品なので新品交換し、規定トルクで締め付けます。
緩み易いので、簡単に目視確認できるようマークしておきます。
ホイールごと変更し取り付けます。
パッドはデイトナゴールデンです。これだけの熱負荷でも摩耗は少な目でした。継続して使用します。
今年はモーリスでいこうと思っていたのでいい機会になりました。来週はまた筑波走行です。