S1ローターが入荷しました。今回はPMC製を使用します。
フロントのインナーローターは左右ともフラットなタイプにしたいので、スピードメーターセンサーはアウトプットシャフト駆動に変更します。
裏側はこんな感じ。
よりS1のイメージになるように、お持ち込みのS1ステップとともに、一旦アルマイトを剥離し、サンドブラストして別の色に再アルマイトします。。
ブレーキペダルにはオイルレスメタルが入っています。
アルマイトではアルミ以外の金属は溶けてしまうので外します。
治具を作り、プレスして外します。
再アルマイトしたら再び圧入します。
外した既存のホイールは、売却するのでローターも外します。
多量のネジロック剤のため、緩まない所はドリルで揉んでボルトの頭を削り取ります。
ローターが外れました。
こちら側はボルト3本残っています。
皿もみしてある穴にボタンヘッドボルトで取り付けてありました。空間にネジロック剤が固まって付いています。
反対側も同様に。こちら側は5本残っています。
ネジロック剤のカスを面取りドリルで取り除きます。
ホイールに残ったボルトは温めても容易には回りません。
そこで、ナットを溶接して緩めます。ホイールのアルミよりスチールのボルトの方が融点が高いので、ホイール側を溶かさないように一瞬で溶接します。
反対側も同様に。全部無事に取ることができました。
ホイール側のネジ山も問題ありません。
スピードセンサーの駆動用カラーは、変形しているので外して修正します。溝が合っていないのに押し込んだもよう。
めくれをたたいて修正します。
ツバの部分も曲がっています。
大きなソケットで両側からプレスして修正します。
修正完了です。