エンジン組み立ての続きです。

チェンジ機構を取り付けます。

お持ち込みのリターンスプリングは、サイズが小さいので付きません。

使用しているのはZ900-A4のケースです。1000Jのスプリングが適合するので代わりに使います。

チェンジアームを取り付けます。

ミッションカバーを取り付けます。

スプロケとチェーンを取り付けます。アウトプットシャフトはMk2用です。

続いてオイル取出しです。分解点検すると、Oリングは溝からズレて潰れていました。

Oリングを新品交換して取り付けます。

ピストンは継続使用し、リングは新品交換します。

新旧のピストンリングを比較してみます。

左側の交換前の物は、トップ、セカンド共に全面当たりまで摩耗が進行しています。
圧縮低下と、オイル上がりが進行していたでしょう。

新しいリングをセットします。

カムチェーンローラーは、トップを除いて継続使用します。

トップアイドラーはガタがあるので新品交換します。

ピストンをエンジンにセットします。

ベースガスケットとピストン治具をセットします。

シリンダーを挿入します。

ヘッドガスケットとその他の小物をセットします。ヘッドガスケットは、グロメットの楕円側を上にします。

ヘッドはメンテ済みで特に問題無いとのことなので、分解点検せずにそのまま使用します。

組付け前にタコギヤを外します。液体ガスケットが塗られていますね。

Oリングがヘタってオイル漏れしていたもよう。こちらの社外品はOリングが細く、耐久性は短めです。

このタコギヤには交換用のOリングの設定がありません。
カワサキ純正品はサイズが合わないので、これに合う汎用のOリングを用意します。

新しいOリングを取り付けます。

ヘッドは外回りを洗浄し、デッキ面をオイルストーンで整えます。

ヘッドを組み込みます。ヘッドナットのカッパーワッシャーは四隅のスタッドへセットします。

カムを取り付けます。トップアイドラーとダンパーは新品に交換します。

純正のマニュアルテンショナーは定期的なメンテナンスが必要で面倒です。今回はオートテンショナーにしますが、信頼性を重視してカワサキ純正品にすることに。こちらはゼファー750の純正品です。

ゼファー750のテンショナーを取り付けます。

向きはゼファーとは逆にします。

CRキャブを仮付けして、クリアランスを確認します。

バルブクリアランスを調整します。

Oリングを交換したタコギヤを取り付けます。装着は少しきついので、グリスを塗って慎重に。

エンジン完成まであともう少し。
