デモ車のZ1R1です。入手から1年が過ぎたので製作を加速させます。
ステムをザッパーに変更したので、ハンドルを切るとアッパーステムとタンクが干渉します。
干渉するのはテープが張ってある位置で、左右とも同様です。
ハンドルストッパーまでは極わずかなので、アッパーステム側を少し削って逃げを作ります。
これで、ノーマルの切れ角で当たらないようになりました。
反対側も同様に処理します。
次は本題のオイルクーラーの取り付けです。
コアはZ1100R純正の5段コアを改造して使用します。
先ず、不要な部分をカットします。オイルフィッティングと下側のステーです。
カットしたフィッティングの部分に、アールズの#8コネクターを溶接します。
エンジン側のオイル取出しは、厚いアルミ板から切り出したブロックを使います。
2方向から穴を開けてオイル通路とします。
こちらにもコネクターを溶接します。
溶接が終わったら、高圧エアと石鹸水で漏れチェックします。
完成したオイル取出しはこんな感じです。
オイル取り出しをエンジンに取り付けます。
キャブの整備性を第一に考えて、ホースはこの谷間を通すレイアウトです。
オイルクーラーは垂直マウントするので、専用のステーを設計します。
コアを仮付けするとこんな感じです。
コアは垂直なので、走行風に対して最大の効率です。
且つ最大限上側にマウントしているので、コアの下側からヘッドにもフレッシュエアーが当たり、ヘッドも直接冷却されます。
続いて、キャブ後方隔壁を製作します。先ずはジュラルミン板を切り出します。
曲げ加工など施して完成です。
フレームに取り付けます。
取り付けるとこんな感じ。
キャブはCR33をチョイス。
スピゴットは、スピードショップイトウ製の、J系キャブホルダー用ショートタイプを使います。
キャブを仮付けし、どんどん進めていきます。
点火系はPAMS版のウオタニSP2をチョイス。国内メーカーなのでアフターも安心の一品ですね。
ピックアップを取り付けます。
ユニット本体の取り付けは、簡単に脱着できるのに固定が確実な3Mのデュアルロックファスナーを使います。
取付場所は隔壁の裏側です。
サーキット走行もこなせる仕様で製作を進めます。