スタータークラッチが空転するので交換します。
ジェネレーターカバーを外します。
分解前に、ローターの締め付けトルクを確認します。問題無いようです。
ボルトを外すと、大量のネジロック剤の痕があります。
プーラー用の手前のネジ山もネジロック剤で埋まっているので、ロック剤を取り除きます。
プラ―をセットしてローターを外します。
ローターが外れました。クランクのテーパー面にもネジロック剤が塗布されていました。
テーパー面はきれいなようです。
ガスケットを剥がし、オイルストーンで面出しします。
ローターを裏返すと、スタータークラッチの取り付けボルト3本は、完全に緩んで浮いています。
このまま走行を続けると、やがてボルトは破断します。今回発見できて幸いです。
ローター側のネジ山は無事でした。テーパー面にネジロック剤が多量に付いているのがわかり、手前のベアリング側にもはみ出しています。
ステーターコイルは特に問題無し。
グロメット部分は、一旦剥がして液体ガスケットをやり直します。
古い液体ガスケットを全て剥がし、完全に脱脂します。
スタータークラッチとギヤは傷んでいたので新品交換します。
新品交換部品はこの2点です。
スタータークラッチの取り付けボルトは、ネジロックを塗布します。
締め付けは規定トルクでしっかりと。
スターターギヤとダンパーをセットします。
ニードルベアリングには給油し、テーパー部は完全脱脂します。
ローターボルトにもネジロックを塗布します。
ローターボルトも規定トルクでしっかり締め付けます。
ジェネレーターカバーを取り付けます。
この後、始動チェックし、エンジン始動が問題無くできることを確認しました。