長期保管後のレストア作業の続きです。
純正メーター周りを簡単にレストアします。
メータースポンジなどは劣化して溶けていたりなかったりで、このまま走行するとメーターを破損しそうなので簡単に修復します。
先ずは、分解点検します。メーターカバーはだいぶサビていますね。
メーター本体は大丈夫そうなので、軽くサビを落としてマスキングします。
メーターカバーを塗装します。
メーターブラケットは変形も無く状態はいいようです。
メータースポンジは経年劣化で溶けてこびりついています。
溶けたスポンジを剥がし、軽くサビを落としてから簡単に塗装します。
メーターの簡易塗装が完成しました。
サブメータの油温計は、針が折れています。こちらはとりあえずダミーとして使いましょう。
サブメーターの外観をきれいにします。
メーターブラケットの簡易塗装が完成しました。
メーターに、帯状に切ったスポンジシートをぐるりと貼り付けます。
メインのメーターも同様に。
4連メーターをブラケットに取り付けます。
横から見るとこんな感じです。
メーターハーネスなども特に問題無し。
メーターを取り付けます。
このコックピットが正にZ1Rですね。
キャブを付ける前に、カムチェーンテンショナーも調整しましょう。
先ずは、クランクを1回転ほど正回転して止めます。
テンショナーのロックボルトを緩め、中のプランジャーを出して再び固定します。
これで、カムチェーンの張りが調整できました。
油温計のハーネスは裸なので、断熱処理しておきます。
断熱は、ガラス編組チューブを使います。
キャブはFCRからCR33に変更します。
整備性を上げるため、ケーブル受けのネジは削除しておきます。
アイドルアジャスターはリモートタイプに変更しておきます。
既存のインシュレーターはクラックが入っています。サイズも変わるので交換します。
インシュレーターを外し、取り付け面を清掃したらオイルストーンで面出しします。
面出し後はこちら。
新品のインシュレーターを取り付け、ボルトはトルク管理します。
スロットル周りは、フロントマスター変更の為に外側に出していたようです。
バーエンドまでスロットルグリップが被っていました。
ハンドルはサビも多いので、Z1Rに最適なロングタイプのスーパーバイクハンドルに交換します。こちらはAREAさんでの特注品で、幅はワイドの750ミリです。
CRキャブを取り付けます。
ハンドル幅があると、マスターを変更したZ1Rでもレイアウトが楽になります。
スロットルエンドはハンドル幅に収まります。
完成まであともう少し。