リヤマスターを交換します。使用するのは安く入手できるニンジャ250の純正品です。
リザーバーホース径が太くなるので、ホースとタンクもセットで交換します。
マスターを交換しホースを繋いだら、フルードを入れてバキュームポンプでキャリパー側に引きます。
エア抜きは、キャリパーを一旦外してブリーザーを上に向けて行います。
リヤブレーキ周りが完成しました。
ブレーキスイッチは、シンプルで調整の必要のない油圧式に変更しました。
続いて、カムチェーンテンショナーの交換です。
今回はS1テンショナーに変更します。
キャブをずらし、既存のノーマルテンショナーを外します。
S1テンショナーを取り付けます。取り付けはボルトオンで、取り扱い方法はZ1000Mk2なのオートテンショナーと同じです。
キャブを復元します。
サイドカバーのグロメットの爪が差し込みにくいので、シリコングリスで潤滑しておきます。その方がしっかり奥まで爪が入り、入れる時の爪への負担も軽減されます。
続いて、スピードセンサーの取り付けです。
フロントはフラットなローターにして、センサーはアウトプットシャフト駆動に変更します。使う素材はデイトナの非接触センサーとスピードヒーラーです。
スプロケカバーを外します。フロントスプロケはボルト止めの初期型です。
センサーのトリガーを鉄板で製作します。1回転2パルスの設計。
トリガーを塗装したら、ネジロックを塗布してスプロケボルトで共締めします。
裏側には分厚いワッシャーをセットして、スプロケから一定の距離を保ちます。
スプロケボルトを規定トルクで締め付けます。
取り付けるとこんな感じです。スプロケに元々開いている穴を利用してもいいのですが、今後のスプロケ交換で穴無しスプロケになるかもしれないので。
トリガーとスプロケを密着させるとセンサーで拾えなくなるので、隙間を開けます。
使用するセンサーとスピードヒーラーはこちら。
デイトナ製のこのセンサーは、配線が長くて実装するのに向いています。
スピードヒーラーは、汎用タイプのSH-V4でOKです。
センサーをステーに固定します。ネジには緩み止めのネジロックを。
センサーとスピードヒーラーの配線を加工して繋げます。
センサーをセットします。
トリガーとの間隔は1ミリほど。
配線の接続は、ノーマルと同じくヘッドライトケースの中でオドメーターへ。
今回、スピードヒーラーはバッテリーの前に設置することに。ここなら簡単にアクセスできるでしょう。
過去のデータから、大まかなセットを入力しておき、あとは実走して微調整します。
続いて、かなり暗くなっているヘッドライトにリレーを追加します。
リレー本体は、これも同じくバッテリー前の空きスペースへ。
長期使用のバッテリーも新品交換します。
ヘッドライトが一段と明るくなりました。これで車検も問題ないでしょう。
最後に、気になっていたハンドル切れ角の少なさを少々改善します。
現状は、ステムのオフセットが少ないので、通常の車両より切れ角が少なくなっています。
ナットの高さを下げボルトを短く削り、隙間を稼ぎます。
ストッパー先端をカットします。
ギリギリまで攻めて、実用的な切れ角を確保します。
反対側も同様に。
ドレンプラグが入荷したので取り付けます。
エキゾーストのナットもかなりサビついていたのでステンレス製に交換します。
今回のカスタムはこれでほぼ完成です。このあとは継続車検にいきます。