Z1R1 A.H様 リヤ周りのフィッティング

スイングアームピボットのエンドキャップが入荷したので取り付け、スイングアームを規定トルクで本締めします。

 

以前のアルミスイングアームがかなり長かったようで、元のチェーンを合わせてみると4コマほど切り詰める必要がありそうです。

 

今回、ノーマルスイングアームをベースとしたワークスタイプの補強品なので長さはノーマルです。これで本来の旋回性が取り戻せるでしょう。

 

チェーンをカシメたら、チェックゲージで確認します。

 

Z1系のフロントスプロケナットは特に緩み易いので、締め付けにはネジロックを併用します。

 

締め付けトルクは13kg・mとしています。

 

ロックワッシャーの折り曲げは確実に。

 

リヤのキャリパーサポートを加工します。

トルクロッドの接続点がキャリパー共締めになるので、元の受けを削除します。

 

削除したら、切断面を仕上げます。

 

ショートのトルクロッドを製作し、取り付けます。

 

続いて、バッテリー周りの電装品をまとめます。

 

カプラーの端子などには腐食もあるので、全て接点復活剤を塗布しておきます。

 

ヒューズBOXは、溶けて補修してあるので交換します。

 

交換には、こちらのヒューテック製ミニブレードタイプを使います。

 

ダイナのユニットを元の位置に取り付けます。

ダイヤル設定は適当では無いようです。

 

ダイナのマニュアルを確認します。

 

このエンジンの場合、点火時期ダイヤルは基本的に4か5しか選択肢がありません。

 

レブリミットは耐久性を考えて9000rpmとします。

ダイヤル操作は、特製をよく理解した人のみ行なってください。

エンジンのノッキングを正しく聞き分けられないようであれば、点火時期ダイヤルの操作をすべきではありません。