長年寝かしてあった車両で、14年ぶりに起こすことになりました。
一通りの点検整備と消耗品の交換、それと新たなカスタムを行います。
オイル交換するのでKERKERマフラーを外しますが、フレームとのクリアランスが特に狭くて脱着に時間がかかります。
Z1RとMk2などはダウンチューブが2重管になっていて、マフラーフランジが広いKERKERは特に脱着が大変です。
そこで、フランジのマークした部分を少し削ってクリアランスを確保します。
削ったのがこちら。
脱着性はかなり改善されました。
再びマフラーを外して、オイルを抜きます。走っていないのできれいなオイルです。
フィルターボルトの頭は少し舐めているので交換することに。部品を手配しておきます。
続いて、フォークオイルも交換するので、ハーネスの点検のためメータ周りを分解します。
メーターはダンパー類が溶けてほとんど無くなっています。
メインハーネスは交換歴があるそうで、ハーネスは比較的きれいな状態です。
ドレンビスを外してフォークオイルを抜きます。
フォークを伸縮させても、出てきたオイルはやや少なめのこの量です。オイルはきれいですね。
反対側もほぼ同じ。
固着していたドレンビスは、ガスケット共々新品交換しておきます。
フォークキャップを外します。プリロードスペーサーが入っています。
その奥には更に長いカラーが入っています。
付いていたスプリングは社外品で、ノーマルよりかなり短いものです。
オイルレベルはZ1Rの規定値に合わせます。
新しいフォークオイルを注入します。
フォークを数回伸縮させてエア抜きします。
レベルはスプリング有りでの数値なのでスプリングをセットします。
既定のレベルになるよう、ゲージで吸い上げます。
フォークオイル交換終了です。