信頼性向上のため、電装品全交換の一環としてスターターリレーも新品交換します。使用するのはZ1000J純正品です。
スターターからのケーブルはモーター付属品で新しくなりました。赤い方のバッテリー側はキレイなので継続使用します。
リレーは電装パネル下の元の位置へ。
フロントフェンダーと左フォークとはクリアランスが狭くビビリ音がするのでスポンジを入れます。
防錆処理の無いボルトはだいぶサビてきているので、可能な範囲でステンレスボルトに交換します。
ローターボルトやフォークボトムのボルトも。
左のローラーボルトは、フォークに干渉するので頭を2ミリ削って使います。
リヤ周りも錆びたボルトを交換します。
キャリパーの取り付けボルトは、前側が緩んできていました。
こちらもステンレスボルトに交換します。
リヤスプロケのボルトも防錆処理の無いクロモリボルトですが、ここは強度重視でステンレスボルトは使用しないようにします。重量車だと10ミリボルト6本が主流ですが、これは8ミリボルト5本止めなので強度的には不安要素です。ウイリーなどはしない方がいいでしょう。
ステムのクランプボルトもステンレスに交換します。
最後に、リヤの泥はね侵入対策をします。現状はカウルとフレームの間に2センチほどの隙間があり、雨天走行するとここから泥はねが奥の電装品エリアまで侵入します。
ゴム板を上まで延長するので型を取ります。
型紙に沿ってゴム板を切り出します。
ポンチで穴開けします。
カウル側にも不透水性のスポンジを貼ります。
延長のゴム板を取り付けます。
後ろからはこんな感じ。
シートカウルを装着します。
これで隙間はなくなり泥はねが遮断できるでしょう。
今回のメニューはこれで終了です。
試運転に向かいます。
ガレージ周辺でウォームアップします。
スピードメーターも信号数が変わったので再調整します。
ヘッドライトの光軸も調整します。
サービスホールを設けたので、カウル付きのまま簡単に調整できます。
調整後のハイビームはこんな感じです。
1速フル加速での衝撃が無くなったかも確認しましたが、現状では前と同じように発生します。
今回エンジン内部には異常が無いことが確認できたので、衝撃の出所は改めて突き止める必要があります。