継続車検とハンドリング異常の点検のご依頼です。
足周りを変更して数か月ですが、高速でハンドルがブレるようになってきたとのことです。
先ずは現状確認のため、高速道へ。
中央道石川PAに到着。ここまででヨーイングが大きめなことが確認できました。
車両に問題は無いようなので、現在柔らかめのセッティングになっているリヤショックのダンパーの減衰力を変更してみます。
縮側は現在最弱のダイヤル1です。
伸び側はマークが無いので、シートを押してみると柔らかめ。
縮側は2ノッチ硬くしてダイヤル3にします。
伸び側も2ノッチ硬くします。
都心方面は混んでいたのでそのまま西へ向かい、相模湖ICに到着。
ダンパーを固めてヨーイングはかなり収まりました。乗り心地と両立するならこのあたりが落としどころでしょう。
ガレージに戻り、車検整備をします。
先ずは、オイルクーラー装着後に外してしまったというホーンを新たに設置します。
ガセット裏側のデッドスペースに設置するので、ガセットに6ミリの穴を開けます。裏側にメインハーネスが通っているので、ドリルにはスリーブを付けて入り過ぎないように穴開けします。
小型のホーンを1個付けます。
ホーンを取り付けるとこんな感じ。
タイヤの空気圧も前後とも低めです。これもヨーイングを誘発する原因となります。
お勧めはフロント2.3kg/cm2のリヤ2.5kg/cm2ほど。タイヤのエアは必ず抜けてくるので、定期的に補充しましょう。
フロントフォークのエアも0.3と下がっています。こちらも抜けてくるので、定期的に確認し、左右とも標準の0.5キロを維持しましょう。
チェーンの初期伸びでフレームに干渉する音が気になるとのこと。先ずは少し張ります。
フレームには音防止のためビニールチューブをセットします。
テールランプは左側が玉切れしています。
右のフィラメントもだいぶ劣化しているので、2個揃って交換しておきます。
エンジンオイルも減っているので補充します。
約1.5L入りました。
サイドカバーのエンブレムは、内側のスピードナットが飛んで脱落してきました。
両面テープで応急処置しておきます。
明日は車検です。